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- 2018.01.09 Tuesday
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Edgar Degas エドガー・ドガ [フランス] 印象派
La famille Bellelli (ベレッリ家の肖像) 1859年頃
ドガが1856年から1859年までイタリアのフィレンツェに住んでいた叔母の家に滞在した時に描かれた作品。よく観てください!黒服に身を包む叔母は無表情に一点を見つめています。また画面左には叔母に寄り添うように立ち観る者と対峙している長女が、画面中央で椅子に座る次女は父親を向いた姿で描き込まれ何か違和感を感じさせます。母と娘の関係性が見出せる一方、叔父は一線を画すかのように、黒色の椅子に座る後ろ姿で描かれています。この絵は一家の間の愛情的な隔たりを意味しています。印象派でもドガは一線を置いた存在なのではと心象させてしまう作品ではないでしょうか。
1834年に生まれているので20代前半で描かれたことに